をしました。
つまりGPDマシンの「ツルツル・フニャフニャ」でちょーっと使いづらい十字キーを、任天堂の使いやすそうな本家十字キーに交換してしまおうという話ですね。

もともとはGPD XDのスレッドだったかな？でちょろっと見かけた、「ジャンクDS Liteからの移植」という書き込みを見て自分もやろうと思ったわけですが、今回はジャンク本体からではなく、DS Liteの修理用互換パーツとして売られている「十字ボタン」「ボタン用ゴム」をそれぞれ購入して使ってみました。

で、ゴムの方はAmazonで適当に探せば手に入るのですが、プラスチックボタンの部品はどうにも国内の通販では売られていないようでしたので、今回はAliExpressで購入しました。
これ、送料はかからなくて安いんですけど到着まで1ヶ月以上かかったのでなかなかオススメしていいものか； あとあくまで純正ではなく互換パーツだということも。
ちなみにゴムパーツはこちらのものを使いました。


GPD XDとGPD WINは全く同じボタンパーツを採用しているので、両方とも一度に改造してしまいます。というよりまずXDで練習し、本番をWINでという流れなわけですが。

分解に関しては、
とんちき録: GPD XD 【Gamepad Handled Console】 分解動画公開
とんちき録: GPD XD 【Gamepad Handled Console】 分解画像公開
GPD WINの分解写真がiFixitより早く個人ユーザーによって公開される、SSD換装も？ - がじぇぶ GADGETY BLOG
この辺りのサイト様を参考にがんばってください。私はがんばりました。

いや結構大変ですよこれ。ぶっちゃけDSとかよりもよっぽど大変…。最近の（というかGPDの？）中華マシンはめちゃくちゃしっかり作られていますね。携帯マシンとしてはこのくらいやってくれているととても安心ですけども。
あ、ちなみに本体ケースの爪を外すのが一番大変なわけですが、機械とかを分解するとき用のヘラみたいのが売られているらしいのでそういうやつを使った方がいいかもです。
というか私は爪でやってひどい目に遭いました。いやマジで。今でも痛い。


GPD XDの十字キーと、DS Lite用の十字キー。形がほぼ同じですね。

取り外して並べたところです。ボタンそのものの厚みが若干違っていて、DS Lite用のものは少し薄くなっているようです。このままでも使うことはできたので今回は手を入れていませんが、好みに合わせて高さを調整してみるのも良いかもしれません。


DS Lite用のゴムパーツはそのままだとGPD XD/WINの筐体には収まらないため、周りを少しカットしました。

また、そのままDS Lite用の十字キーを入れると軸の高さが足りず上下左右全押しができてしまったため、基板側の中心部に小さく切った薄いプラ版を貼り付けています。今回選んだプラ版が適当すぎてちょっと低すぎたので今後別のものに貼り替えるかもしれません。2枚重ねでは高すぎたので、結構シビアかも。

そんな感じで、GPD XDにDS Liteの十字キーを移植することに成功しました。サイズが全く同じだからこそ簡単にできる改造ですね。いや分解とか組み立てはかなり大変ですが。

GPD WINの方も全く同じです。分解が超大変なところまで同じ。
…ていうか交換パーツとか売ってるくらいなんだからもうちょっとだけ分解しやすい構造にしてほしかった…と思いつつ、たぶん十分に分解しやすい構造にはなってるんだろうなあ、とも。

XD、WINともにですが、オリジナルの十字キーと比べてかなり浅く低くなるので（キーを押し込んだ高さがちょうど筐体の表面と同じくらいの高さになる）、元々のに馴れているとかなり違和感があると思います。あと私の場合は現段階では斜め入力がかなり誤爆しやすくなっているので、今後もう少し高さを調整する予定です（ヘラが届いてから）。

十字キーの使用感は好みによってだいぶ印象が変わると思うので「こっちの方が使いやすいよ」といったすすめ方をすることはできないのですが、「こういう改造ができたよ」という記事ということでよろしくおねがいします。個人的にはマリオとかだいぶやりやすくなりましたが。